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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのreifのレビュー・感想・評価

3.7
テレビ見ないスポーツ見ないオリンピック見ない自分は名前しか知らない人の話を相伴で。華やかな女子フィギュアスケートの世界にスポ根で成り上がったホワイト・トラッシュの女の子の栄光と失墜の物語…、というにはだいぶ笑えた。真実は「藪の中」で、タイトルは、「トーニャにとっての」『事件 The Incident』であるという宣言。要約するとバカが引き起こすクラッシュで、悲惨に描くこともできる題材だと思う。それが過剰に豪華なキャスティングでコメディになっている。主演マーゴット・ロビーはハーレイ・クインちゃん以来、お久しぶり! 凄い存在感とキメ顔。「主演女優」しか出来ない人だ。おいくつなんだろう、「十五歳」はムリ!とそこから笑う。それよりセバスチャン・スタン案件じゃないですか。ノーマークだったからビックリしてしまった。ヒゲの DV 夫とかムリでしょー、滲み出る知性と優しさ…。ミスキャスト…。でもいい。好きな男がクズを演るのは味わい深いものです。母も凄い。毒親を超越したバリゾーゲンは『八月の家族たち』のメリル・ストリープに並んだ。で、デブな。デブ…。お前…。基本的にカットがタイトな中、急に心理描写を丁寧にやったり、迫力のスケーティングのカメラワークも面白い。

余談:スフィアンが映画音楽をやると聞いた後、Tonya Harding というシングルを出し、この映画のタイトル曲と思い込んだら『Call Me By Your Name』でわたしは混乱した。スフィアンによると、トーニャは American star なのだって