女子フィギュア史上最強とも言われるスキャンダル女王トーニャ ハーディングの半生を描いた作品。
この映画を観るまでは完全に彼女がクロだと思っていたけど観終わった今は真実がわからなくなってきた。
完全に私の中で悪だった彼女は
今では逆に被害者に思えてしまう。
当時のあの事件、まだ彼女が23歳の頃の出来事だったのね。
23歳って言ったら大学生か新社会人かのまだまだ若造じゃない。
そんな中よう滑ったよ。
あのオリンピックの出来事は
もう彼女の精神が一杯一杯だったんだろうなぁ。
もしあの時にプレッシャーに負けず
完璧に滑り切ることが出来たら…
普通の人だとオリンピックに出るまでに挫折するんだろうけど
やっぱりトーニャは超人としてヒーローになって欲しかった。
結局は自分に負けてしまったトーニャに怒りを感じた。
悪役とヒーローは実は紙一重なのかもしれない。
なぜか憎みきれない愛しいヒール。