tetsu0615

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのtetsu0615のネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

なんかスゴい映画だったなぁ

トーニャの波乱すぎる人生がインタビュー風映像を交えながら描かれ、クセの強すぎる(愚かなバカばっかりな)登場人物たちとトーニャの行く末を見守りつつ、ラストにはどこかトーニャが愛おしく感じられるような映画になっていた。
マーゴットロビー演じるトーニャの無音でメイクする姿は複雑な彼女の心情を見事に表していたし、トーニャの母親のハマり役感が凄かった!エンドロールで実在の彼女が映し出されるが再現度の高さよ!

アメリカ人のフィギュアスケート女子選手として初めてトリプルアクセルに成功したトーニャ・ハーディングの波乱に満ちた半生を描いたドラマ。

インタビュー風映像(実際のインタビューを再現したもの?)からトーニャのスケート人生は、壮絶すぎる母親と共に始まる。
暴言にまみれた毒親とも言える母親の暴言と暴力はトーニャにも確実に(悪い方向に)受け継がれ、彼女はジェフという男と出会う(出合ってしまうとも言えるが)
インタビュー映像で語られるものは各々の立場での語りのため、はっきりとした真実は明確にならない感じも面白い。


とりあえずクソみたいな登場人物ばっかりでとりあえずショーンは最悪すぎるし、とにかくクソだなと笑
ショーンのクソすぎる計画とアホみたいな襲撃仲間、それに振り回され狂っていくトーニャの人生…

前述のトーニャが一人で静かにメイクをするアップのシーン、これがグッときましたね。
また、スケートを奪われ裁判員に訴えるトーニャ、ここもグッときました。

あと、トーニャの人生において"家族"という存在が大きく彼女の人生をねじ曲げてしまったのかなと。母親の暴言暴力による教育は彼女の性格形成に大きな影響をもたらし、ジェフと結婚し"家族"になったことでDVもその仕返しも日常となり、"家族"のジェフから繋がったショーンが事件を…と"家族"という見えなくて時に支えになりそうで、時に厄介な繋がりが彼女の人生を大きく変えてしまった物語とも言えるなと。

トーニャハーディングというスキャンダラスな存在になってしまった彼女の家族、才能、想いなど様々な要素が虚実入れ混ぜの曖昧さをはらみつつ、最終的には彼女が愛おしくなる映画だったかな

上手くまとまらないので、後日書き直すかもです
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