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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのadagietteのレビュー・感想・評価

4.0
夏風邪あなどっていたら咳とまらなくなって(- -,)トシだわ。 こういうときはネットで借りられるの助かりますね。

で、トーニャ・ハーディングのケリガン殴打事件。個人的には 典型的どぉでもいい系スキャンダルだったけれど 映画は面白かった。
これが 米国のフツーの人たち。
町山さんや 想田さんの発言見てると ニホンジンと違って 人権意識高く自分をしっかり持って自立してる〜 て印象になりがちだけれど。
ほとんどがそうじゃない。
愛情に飢えて子供っぽいのに You are special ! と洗脳されて 突拍子もないことをしでかす。 典型的だわ。

もちろん スケートの世界特有?の 妙に気取った雰囲気や ソサエティ感もいただけない。ハナにつくし 本当に公平なのか?というのは たぶんグレーな部分だろう。
でもなぁ.......  もっとしっかりした家庭に育って 本当に自分に自信があれば 忍耐強く 才能を活かしきることもできたのかもしれない。
けれど我慢できない。痛くて飛び上がってギャーギャー騒いでしまう。 万国共通かもしれないけど。

役者さんたちはさすがですね。
ママ役の人って  The West Wing の広報官の人だよね? めっちゃインテリさんじゃないかと思うのですが メンタル崩壊してる感じがすごい。
元ダンナは ウィンター・ソルジャーね。

最後に本人映像が出てくる。
ハーディングの最高の時の輝きは本当に素晴らしい。
でも そのあとの ご本人さんたちの口ぶりが ............ ああ メディアを通してこういう物言いを覚えるのね 米人さんは。泣ける。。
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