さき姐

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのさき姐のレビュー・感想・評価

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予想を超えてきました、

1演出が。
殴ってないって言ってるのに画面では思いきり殴ってる、というばかばかしさ、
Based on irony free(なのか?)
wildly contradictory(間違いない)
totally true interviews(インタビュー“自体は”ね)
with Tonya Harding and Jeff Gillooly(バカ笑)
なんていう最初の字幕がわくわくさせますね。
まさにこのwildly contradictoryを逆手にとったやり方、うまいなあ!
最近流行りの第四の壁をちょこちょこ超えてくる演出も楽しい♪

2試合のシーンの撮り方が。
フィギュアスケートの中継ではぜったいに見ない撮り方、
今までフィギュアは技術面よりも芸術面がずっと大事、と思っていたのですが、あのカメラワークで見るとスポーツとしてのフィギュアスケートがめちゃくちゃかっこよく見えます!
そしてもういっこ試合ありましたよね。
そう、ボクシングの!
あそこで最後にI, Tonyaとタイトル出す時のカメラの位置もちょーかっこいい◎

3奴らの再現度が。
おかんの完全再現は言うまでもなく、トーニャ夫妻のバカップルぶりも説得力がすごい笑
ヒゲ面のセバスタは見ただけでこいつあかん奴や、となぜか直感してしまうし、
マーゴットロビーの“嫌われ者のアメリカ人”はハマり役。彼女は派手な美人だから、そういう役がすうごく似合う笑(妬みじゃない!褒め!)
旦那の悪友の彼、ほんとにテロ対策どうのこうのとほざいてたのね!
笑っちゃうわ、
でもなんか哀しくなっちゃうわ笑
さき姐

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