綺麗事じゃない、彼らの想いを聞いて本当にハッとした。
2011年以降今も続くシリア内戦。その勢力はシリア軍やISISなど幾つもの武力衝突で日々激化している。
「ホワイト・ヘルメット」とは、常に中立であってどこにも属さず、自分たちの命よりも人を助け続けるボランティア民間防衛隊。
命を落としながらも救助してきた人の中には、シリア軍兵士だっているという。人である限り、命ある限り、差別や偏見を持たず、無条件で何処へでも救いに行く。彼らの生の声と、実際の現地の映像を交えたドキュメンタリー映画。悲惨な現状をつきつけてくるし、様々なようすが接写されている。
家族もいる彼らが仕事を辞めてまで、日々人命救助をしていく生き方や信念をはっきりと目の当たりにして、目から汗が。
理不尽にも、シリアに住んでいる普通の市民全員が危険に晒されている。ある1人の隊員の家族に不幸が起きたシーンで、あんな言葉が出てくる人が日本人にはいるのだろうか、とつい思った。
そしてあの瞬間は思わず奇跡を感じざるを得ない。
NETFLIXオリジナルだそうで。すごいな。40分でも、ショッキングで、長い映像をみたような。
