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ピーターラビットのhirogonのレビュー・感想・評価

ピーターラビット(2018年製作の映画)
3.9
吹替版で鑑賞。
原作は、あのイラストを見たことがある程度。
原作を良くは知らなくても、楽しめる内容になっています。

リアルなウサギの造形と動き。CGの描写や動きは上出来!
イラストに比べるとリアルな分、原作に親しんでいる人にはイメージとズレていると感じるかも?でも実写キャラとしては十分に可愛い!

登場するウサギたちは、以下の5匹。
ピーターラビット、従兄弟のベンジャミン、ベンジャミンの妹の三つ子たち。
マグレガーさんの家のすぐ近くの大木に根元の巣穴で暮らしています。

ウサギ以外の動物たちも沢山登場します。
キツネ、カエル、ハリネズミ、ブタ、ニワトリ、シカ、、、etc。
それぞれに個性的で笑えます。

悪ガキならぬ悪ウサギという印象のピーターたち。
特にピーターラビットは、結構自分勝手でワガママ。やることもイタズラの域を越えている。
ピーターラビットに対して何となく抱いていた癒し系イメージからは乖離してますが、それが本作のピーターラビット像。

マグレガーさんは、映画が始まって早々に亡くなります。
ピーターと畑で格闘中の突然の心臓発作での死ですが、ピーターは喜びこそすれ同情の一かけらもない。
ピーターたちの敵対的な人間に対する基本スタンスがはっきりします。
この映画は、そんなウサギたちと敵対する人間の報復合戦を笑いを交えて描く内容だというメッセージ?


(以下、ネタバレ)
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ピーターのお父さんは過去にマグレガーさんに捕まって、ミートパイにして食べられたという過去がある。
マグレガーさんら人間は、動物たちの土地に後からやってきたので、元は自分たちの土地と考えるピーターたち。
だから庭の畑の作物を盗むことにも全く罪悪感はない。
そんな設定ですから、ピーターたちが人間に対して抱く敵対感も理解はできるのですが…。

トーマス(ドーナル・グリーソン)は、マグレガーおじさんの死で、家屋敷などの財産を引き継ぎます。
家は売るつもりで、おじさんの家を訪れたトーマスを待っていたのは、家や畑を我が物顔に荒らすピーターとその仲間たち。
ここから、ウサギたちとトーマスの仁義なき闘いが繰り広げられることになります。

ビア(ローズ・バーン)は、マグレガーさん家のお隣さん。画家でウサギたちのイラストも描いています。
ピーターを始めとした動物たちに優しく、ピーターたちも彼女は信頼しています。
しかし、唯一心を許せる存在のビアがトーマスに惹かれていくことで、ピーターに新たに芽生える感情~嫉妬ですね(笑)
トーマスも当然のようにビアに惹かれ、家の売却も当面は見送ります。

そんな心情のピーターとトーマスとビアの関係がどのように展開していくのか?
ピーターたちとトーマスとの攻防はかなり笑えますが、冷静に考えるとお互いに結構容赦ない報復合戦です。

でも何だかんだ言っても、楽しく最後まで見終えました。
実写のピーターや動物たちも可愛くて、ちょっと過剰と思える演出も楽しかった!
ピーターの吹替えをした千葉雄大君も、意外にうまくて違和感なし。