チーズマン

ピーターラビットのチーズマンのレビュー・感想・評価

ピーターラビット(2018年製作の映画)
3.5
原作ってこんなんなの?怒る人もいるんじゃないか。笑

イギリスの湖水地方で元気にくらすうさぎのピーター、お隣さんの自然を愛する絵描きの人間の女性のビアとは親友。
そんなある日、ロンドンから潔癖症で動物嫌いのマクレガーが引っ越してきてビアと良さげな仲になる。
それが気にくわないピーターは2人の仲の邪魔をして、ビアをめぐって動物嫌いのマクレガーと血で血を洗うバトルが始まる。


予告の段階では全く観る気はなかったけど、監督がウィル・グラックと聞いて気になって観た。
エマ・ストーン主演の『小悪魔はなぜモテる?!』が結構好きなんだよね。

モフモフしたウサギや個性的な動物達、予告から受けるパディントンをぬるくしたような印象とは違って作品のトーンは思いっきり度が付くほどのアメリカンコメディだった。

もうホームパーティーのシーンなんかお手の物といった感じで、そりゃあ楽しかった。
今劇場でかかってる映画の中ではおそらく1番笑える作品じゃないかな。

しかし、服を着て家具のある住処に住んでたりとまるで人間のように暮らす動物達のリアリティラインがストーリーの都合でコロコロ変わるんだよね。
御都合主義の中でも個人的にはあまり好きじゃないタイプのやつで、同監督の『ANNIE』の残念な感じを思い出す。

まあとにかくウィル・グラック監督の良いところ悪いところ両方がギッシリ詰まった、まさに代表作と言える作品になってたと思う。


それと、ピーターの妹達のウサギの三姉妹の吹き替えがデイジー・リドリー、マーゴット・ロビー、エリザベス・デビッキ、という夢の三姉妹!
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