みおこし

ピーターラビットのみおこしのレビュー・感想・評価

ピーターラビット(2018年製作の映画)
3.5
原作ファンが観たら、どんな感想を抱くのかがとにかく気になる一本。淡い色彩の中で愛くるしい動物たちが織りなす、癒しの物語かと思いきや、マグレガーさんと動物たちの容赦ない死闘っぷりに唖然...(笑)。

野菜を食い荒らす動物たちは「害獣」とも呼ばれますが、マグレガーさんからしたら実際そうにしか見えないだろうな...とついつい納得しちゃうくらいには、散々な暴れっぷりなので愛くるしさを超えて、ウザさもつい覚えてしまいました(笑)。
主演を努めるのがジェームズ・コーデンという時点で、悪ふざけのノリは絶対にあるだろうなと分かっていましたが、それにしてもジョークがいちいちブラックすぎる...!いたずら好きのウサギという一言ではとても片付けられないほど、狡猾で憎たらしい嫌がらせの連続。そしてドーナル・グリーソン演じるマグレガーさんも手加減せずに応戦するから、まさに仁義なき戦い(笑)。

原作の雰囲気を期待していた分、このギャップには心から度肝を抜かれた反面、不覚にも吹き出してしまうシーンがいくつもあって期待以上の作品でした!
神経質でヒステリックなマグレガー2世役のドーナルもハマり役だし、豪華なボイスキャストのおかげでピーターやその妹たち、仲間の動物たちみんなの個性がより一層際立っていて愛着が持てました。劇場の観客も一体になって爆笑していたのが、某ニワトリのシーン(笑)。朝を告げるニワトリの心中なんて考えたことなかったけど、あんなことを思いながらコケコッコー鳴いてたのかと思ったらもう...!今年最大級に爆笑したシーンでした。

最近のダンスミュージックをかけながらパーティーするピーターたちを観ながら、「私は何の映画を観に来たんだっけ...」と途中から戸惑いを隠せませんでしたが(笑)随所に挟まるシュールなジョークと、圧倒的にリアルな動物たちのCGをたっぷり楽しめました!本作を楽しむためには、「あの」ピーター・ラビットとは別物なんだ、と思うことが大事なんだなと(笑)。ピーター・ラビットの原作者を描いたレネー・ゼルウィガーとユアン・マクレガー共演の『ミス・ポター』が個人的に大好きなので、それとのギャップがすごすぎ!(笑)

湖北地方、いつか行ってみたいなぁ。