グラッデン

ピーターラビットのグラッデンのレビュー・感想・評価

ピーターラビット(2018年製作の映画)
4.0
コレが僕のキャラだ

日本と海外で予告編のテンションが違いすぎると公開前から話題になっておりましたが、噂に違わぬ振り切った内容で面白かったです。

親父を殺された兎組と、代替わりしたマクレガー家による全面戦争。『ピーターラビット』と書いて『仁義なき戦い 英国湖水地方死闘編』と読みたくなります(汗)

殲滅戦の様相を呈する徹底ぶりでしたが、アクション映画の文法を拝借しながら、『ホームアローン』を彷彿とさせる箱庭的なギミック、アニメーションらしいバトルアイテムをチョイスするあたり、R指定に持ち込まず、ドン引きさせないレベルで観客に笑いを引き出す、硬軟を上手く使い分けていたのは良かったと思います。

また、兎と人間の果てなき戦いの先に見えた終盤のには驚かされました。単なるコメディ作品に終始するのではなく「人間と動物の交流」といった作品の土台に立ち返る着地点には姿勢を正して見入ってしまいました。その意味では、単なる悪役に留まらなかった、ドーナル・グリーソン演じるトーマスの立ち位置は絶妙であったかと。

全体を通して観ると、ファミリー向けなどを意識した配慮のある安全設計であったような。もちろん、ピーターラビットでやって良かったのかはアレですが(汗) その意味では、過激さを中和させる美しい田園風景に救われまくる。その意味では日本版予告編は間違ってなかった。多分。。