けーはち

ピーターラビットのけーはちのレビュー・感想・評価

ピーターラビット(2018年製作の映画)
3.9
ピーターラビットといえば皆が大体知ってるウサギ🐇のキャラクターだが、大胆にアレンジ。父親がミートパイにされたとか人間とウサギの対立要素を強く押し出し、土地と女を巡って命(タマ)の取り合い、さながらカントリー・ノワールの如し。ワナの張り合い、電流爆破デスマッチ、しまいにゃ重篤なアレルギー持ちの口に殺意を持ってアレルゲンを放り込みながら「抗議はやめてね♡」と第四の壁を超えて(観客に語りかけて)くるメタなキャラクター、英国っぽいシニカルでブラックな笑いに駆動される『ベイブ』的な動物ドタバタコメディは凶暴さが増し増し。原作者ビアトリクス・ポターがモデルらしきビア(ローズ・バーン)が売れない画家をやりながら「ウサギは完璧な生き物よ」と持論を展開するキ○ガイなのも滑稽。かわいらしさとおバカさが同居した楽しい動物コメディ。