冒頭から迸る緊迫感。
いつ撃たれるのか、どこを撃たれるのか。
無線機とかスコープとか、砂にまみれた装備品とか、ケガへの対処とか、ミリタリーなリアル感も良かった。
敵に翻弄されて１人抵抗するアイザックは、観ていて苦しくなるほど。
ただ、壁に隠れてからが冗長。
アイザックも、撃たれた直後の苦悶の表情、声からは緊迫感があふれるけど、
失血死するかも…という状況の割にはなかなか衰弱せず、緊張感が薄れてしまった。
何度かうたた寝するけど、目覚める度にリフレッシュしているかのようだし。
マシューの最期にも「まあそうなるよね…」という感想。
ラストも、ヘリの音が聞こえてきた時点で予想できる終わり方。
挙句「to be continued...」的な締めが安っぽくてガッカリ。
登場人物は少なくて舞台も全く変わらずシンプルで、これが良さになりうるのだろうけど、
締めが安っぽかったおかげで、そのシンプルな全体すらも安っぽく感じてしまい残念。
