冒頭15分は中々良いテンポで期待値の高まる良展開でした。
しかしながら、中盤から終盤にかけての中弛み状態がイマイチでした。
絶望的で緊張感のある(はずの)状態なのですが、今一つ伝わってこないのです。後述した作品と比較してもあまりにも変化が少なかったのが要因では?
緊張感を表現すると映像自体はどうしても「静」になってしまいがちですが、この作品はそれが顕著に悪い方に映ってしまったのかなと…
かなり惜しい作品です。
追記:
見えない相手とのコミュニケーションの設定はフォーンブースに通じるものを感じました。
少ないキャスティングでの展開はゼログラビティに通じるものを感じました。