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慈悲のharuのレビュー・感想・評価

慈悲(2016年製作の映画)
2.0
私の根性、腐ってます。

死期が迫る母の元に、久しぶりに4人の息子が集まる。ところがみんなが寝静まったその夜、なぜか突然謎の覆面集団が襲ってきたのは、なんでだろ?

すみません、本当はこれ、すごくおもしろいんだと思います。最後の最後に「なるほど!」ってなれるやつなんだと思います。それなのに私の根性が腐っているおかげで、最初の10分でオチが読めてしまい、全然楽しめなかった‥!もうちょっとヒントは小出しにしてくれても良かったかな。襲撃前にご事情はだいたい見当ついちゃいます。
しかし覆面ズが劇中で戦闘能力を上げていくところはわりとおもしろい。後半は覆面ズの襲撃の裏側も見れて、襲う方も大変なんだなと思ったり。一方の4ブラザーズは序盤であっさり2ブラザーズになるところが残念でした。まぁ4人揃ってても全員がとにかく地味で、最初にとりあえず名前だけ紹介しとくね感がすごいし、君たちのことはもうちょっと自然に知りたかった気がする。しかも結局名前だけしか教えてもらえず、詳細は不明なまま。ターザンに「これスプーンっていうのよ。使ってみて!」って言ってるようなもんです。もっと家族のことを教えてくれたら、入り込めたんじゃないかと。マミーと息子たちの関係とか。これじゃあ覆面ズのほうがよっぽど人間らしいじゃないですか。

心が清らかな人は楽しめるかもしれません。
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