アキラナウェイ

アナライズ・ユーのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

アナライズ・ユー(2002年製作の映画)
4.0
あー、ワロタ!!

個人的には前作より楽しめたアナライズ・ユー!
やっぱり続編は内容やキャラクターを忘れない内に観るのが1番!楽し過ぎた!

前作で刑務所に収監された元NYマフィアのボス、ポール・ヴィッティ(ロバート・デ・ニーロ)。刑務所暮らしのストレスから精神に異常をきたしたと分析医ベン・ソベル(ビリー・クリスタル)が呼び出され、FBIからポールの治療と監視を任される事に。

マフィアとドクターの迷コンビ復活!

序盤の狂ったデ・ニーロの破壊力たるや!
歌うわ踊るわ!一転、無表情、無反応になる…。
この辺りのデ・ニーロの演技力も、2人の掛け合いも最高!

実は精神異常者のフリをして娑婆に出てきたポール。そんな彼を治療の一環として社会復帰させようとするベン。
マフィアの職場体験。これもまた面白い!

前作で構築した「お約束」を続編でも披露してくれる事で、愛おしきマンネリズムが生まれ、観衆は安心して笑えるというお決まりパターン。この作品で言えば、デ・ニーロスマイル炸裂でベンを指差し、「名医だ」「天才だ」と誉めたてるシーンや、父親の話になると泣き出してしまうシーン等がそれにあたる。

今回はベンの父親も亡くなってしまった事で、2人して抱き合って泣き出すシーンも笑えた!

前作ではデ・ニーロが主導で映画を引っ張っていた印象が強いが、今回はビリー・クリスタルのコメディアン気質が増し、2人での掛け合いの面白さも倍増!

出所したポールを自分のファミリーに誘い込もうとする他のマフィア達の抗争は激化していく中、果たしてポールは堅気の世界に戻れるのか?

良く言えば前作以上にストーリーの幅も広がり、悪く言えばとっ散らかっているアナライズ・ユー。
それでも僕は十分笑って楽しめました。