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ディープブルー・ライジングのbopapaのレビュー・感想・評価

2.6
2018年 39本目

鮫が住めないはずの北極に鮫がいた〜!って映画。群れで襲ってくるけど北極って事以外は普通の(?)鮫映画でした。何が普通かわかんないけどマグマみたいな鮫や8本足の鮫を観た後だからだろうか、普通の鮫ってだけでホッとします。でもこれアサイラム作品かよ!はぁ…

しかし、あまりにぶっ飛んだコメディ鮫映画と比べると変にシリアスに作ろうとしてるからなのか、少し物足りない感じが。序盤の、弟さんが襲われるシーンなどは割と緊迫感があって盛り上がっていたはずなのですが…。

基地が沈められる!って辺りから何となく地雷臭が強くなり、スノーモービルに乗ったエディが、ワイヤー一本で基地を引っ張ろうとアクセルブンブンやりまくるシーンで耐え切れず爆笑。ブンブン!ブンブン!鮫が来てるぞ!逃げろ!ブンブン!ブンブン!逃げろ!ブンブン!ってドリフです。

あとは基地が沈む時に衝撃で傾いてるのを表現するのに主役の女性がゆっくりと傾くんです、これ観て欲しいな〜、シュールな演劇かよ。ってくらい、そこだけ急に無表情でゆっくり身体を傾けて斜め感を表現する新手の表現方法。蜷川幸雄も思いつかないよこんなの。

更にはヘリで基地を引き揚げるぞ!ワイヤーを引っ掛けろ!って場面では太さ1cmのフェンスにフックするんだもん。折れるだろ!え?折れないの?そのまま引き揚げられるの?もしかして僕らの知らない新時代の素材?ミラバケッソ?

もう前半のシリアスと後半の脱力コメディに差があり過ぎ!最初から後半の脱力ノリでやってくれてたらもっと楽しめたし、シリアスやるならもっと細かい所詰めて怖がらせて欲しかったかな〜。
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