TaichiShiraishi

犬ヶ島のTaichiShiraishiのネタバレレビュー・内容・結末

犬ヶ島(2018年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

いろんな日本文化ごった煮要素をキッチリとトータルデザインしていつものウェスアンダーソン印の映画にしてみせた手腕はさすが。

出てきた日本文化要素

アタリ、相撲、北斎、三船敏郎、七人の侍のテーマそのまんま、北野武、オノ・ヨーコ、山本五十六みたいな名前の軍人、仲代達矢みたいな外見の神主、などなど。
あと、犬たちがゴミ溜めの中で暮らしてるのはどですかでん、ゴミ山の上に人や犬が佇むショットは悪い奴ほどよく眠るのオマージュかな。

いつも通りかっちりとシンメトリーにデザインされた画面(ただ人物や対象物が真ん中にあるというだけじゃなく、カメラの動き方もコントロールされてるし、島と海が両方映るカットはその境目が真ん中に来るように撮られてる)に、
絶妙な間の会話、でも早い話のテンポ、埃のモワモワでゆる〜く処理される戦闘シーンなど、ファンにはたまらない味わい。


そして日本オマージュはさっき話したクールジャパンな部分だけじゃなく官僚の不正的な部分まで。
特にデマを流して国民の反犬感情を高めて世論を得るあたりとかだいぶ風刺効いてるで笑。