すぺ

犬ヶ島のすぺのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
5.0
ウェス・アンダーソンの日本愛が止まらないよ!!!!

犬フルエンザが蔓延してしまったので、犬は全部ゴミ島に強制収監してしまうメガ崎市の小林市長、最初の収監犬になった愛犬を助けに行く市長の養子小林アタリくんの冒険活劇。

市民を洗脳して犬を排除していこうとする市長と、それに対抗しようしようとする学生運動の構図でストーリーはデビルマン的。市長の独裁的な描写とは対照的に、犬たちは多数決で物事を決める民主主義なのも面白い。

なんと言っても、世界観が最高すぎ。名前がメガ崎市ですよ?南武線を使う人なら、あぁ川崎ディスだなって、ディスはディスでもディストピアのディスだよ。ゴミだらけの島が舞台なのに、綺麗に描かれているのは何故だ。

お弁当を作るシーンが特にシュールで良い。シュールと言っても、決して勘違いとんでもジャパンじゃない。完全に新しくて懐かしいジャパン。トロッコに乗って横スクロールで冒険するシーンはまるでドンキーコングです。

作り込まれた背景を見るのには、吹替の方が良かったかなぁ?終わった後、女の子が「あと1回は見れる、金銭的にあと1回は見れる!」って言っててハングリーさが素敵だった。