東朴幕院

犬ヶ島の東朴幕院のレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
4.2
待ちに待った『犬ヶ島』、初日に鑑賞。
とにかく一画面の情報量が多くて目のやり場に困ってしまっていたら、追い打ちを掛ける様に『七人の侍』オマージュ的な和太鼓。これをストップモーション・アニメで表現するのだから脱帽。ここまで上映開始3分程度か(笑)。
そして犬インフルエンザを理由にゴミの島に追いやられる犬が必死に生き抜こうとする姿に涙したり。しかし、随所にメガ崎市云々と言われると凄く気になる。『メガマック』『メガ盛り』等一時期流行った表現であるが、その違和感を上手く乗せたのか、嫌味なのか面白がっているのかいやはや・・。そして野良犬だったチーフがアタリ少年と交流していく姿とスポッツとの再会。そしてクライマックスへ。
本作、日本が舞台となっているが、『レディ・プレイヤー1』等のポップアイコンとしての日本キャラへのリスペクトを感じられるものとは多少異なる様で、日本へ入国出来ずにいる難民認定もされない外国人への虐待や政府にブレインウォッシュされて必要以上に外国からの脅威に恐怖する右寄りの人々、または先進国でありながら犬を保健所で処分する等、『Nippon』に対する皮肉が混じった内容となり鑑賞中楽しく思えたものの、どうも口の中が苦くなる様な作品だった。こういう思いは、数年後に本作を見ると失われてしまうと思われるので、是非、鮮度の高い内に鑑賞する事をオススメしたいね。