アキラナウェイ

犬ヶ島のアキラナウェイのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
4.5
圧ッ倒的!!

ウェス・アンダーソン監督による純度100%の日本愛が溢れている!!

冒頭すぐに気付くのは、そのクオリティの高さ!
これは、ストップモーション・アニメという事を忘れる!

着物がはためく様子
力士が相撲を取る様子
パラシュートが風に飛ばされる様子
凄過ぎてこれがストップモーション・アニメだとは、俄かに信じられない!

そして、ウェス・アンダーソンが創り出した世界観の素晴らしさ!!

近未来の日本、ウニ県メガ崎市を舞台にした犬と人間の物語。このパラレル・ジャパンが最高!いやもう、メガ崎市って響きが好き過ぎる!ホクサイ(北斎)ビールとか!飲みたい!

宮崎駿が火の七日間という最終戦争の後の世界"腐海"を創り出した様に、独自の世界を創造する事は作家性の高さを示す。ウェス・アンダーソンが頭の中から引っ張り出してきたこの世界が好きだー!

和太鼓をメインとした音楽もリズミカルに延々とループして、鑑賞後の中毒性が高め。

パペットの表情や動きに目を奪われ、字幕を追い、テロップが流れ、其処彼処に活字が並ぶ。その情報量の多さに眼球は休む暇がない。

少年アタリと魅力的な犬達。

豪華なキャストも話題だが、エドワード・ノートンとスカーレット・ヨハンソン(やはりお声がセクシー)、オノ・ヨーコしかわからなかった…。

この映画は単純にその世界観が好き・嫌いで評価されている方が多いかも。合う・合わないはあって当然だけど、ちょっと合わなかったという方はメイキング映像を鑑賞後でも観ると少し評価は変わるのでは?これから観る方にも「メイキング動画1」は、おススメです。いかに多くの人間の手と膨大な時間を使って、この緻密な芸術が創り出されたかを垣間見る事が出来ます。

http://www.foxmovies-jp.com/inugashima/sp/making/

ウェス・アンダーソンが語る、日本の美しさ。
それは秩序と均衡、緻密さ。
我々日本人が改めてその日本の美しさを堪能出来る傑作!