2018#35
期待値を上げすぎていたこともあってか、ストーリー自体にこれといった驚きや意外性はなく、僕的にはいまひとつといったところでしたが、シーンごとのジョークや皮肉やシュールや可愛らしさや、キャラクターの個性や、世界観そのものを楽しむ作品なのだと勝手に解釈して、その辺を楽しみました。
日本人が喋る日本語に同時通訳の英語が重なって、更にその英語に日本語字幕がついて、独特な画も相まって情報量の多さに脳が疲弊。
良くも悪くもウェス・アンダーソンの世界。
追記:
本作は日本以外でも日本語に字幕が付かないそうで、観客は、基本的に犬語しか分からない=犬目線でストーリーを追うような面白い演出になっているので、日本人としてはむしろ損をしているような気もします。日本人のセリフを全然知らない言語で吹き替えた版が観たいです。