きよぼん

犬ヶ島のきよぼんのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
3.5
「ワターシハ、ニッポンダイスキデース!」

と、外国の方にぎこちなく、しかし親しみを持って話しかけられてるような映画。

舞台は20年後の架空の日本。ストップモーションアニメによる映像と、日本語と文字が入り交じる独自の演出が、えもしれぬ不思議で心地よい体験をできる映画となっています。

不思議で心地よい体験というのは、日本文化の理解に対する違和感なのかというとそうではない。違和感ではくて、ぎこちなさと距離感だと思う。

思えば日本に何十年と長年住んでらっしゃる方も、日本語をしゃべると「ワターシハ…」という発音だったりする。言語や文化というのは、そこに生まれたネイティブな人と比べると、やはりぎこちなさや距離感が残るものだ。

しかし、そのぎこちなさや距離感が、違った視点で物事をとらえ、新たな魅力を照らし出すこともある。そしてそれが次に進む力になるのだから面白い。「オメー、こんなに面白いんだぜ!」と言い合うことって大切なことなんだろう。

話がそれたかな…でもこの不思議な世界の冒険は、体験してみる価値大ありです。