Naoya

犬ヶ島のNaoyaのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
2.9
近未来の日本。ドッグ病が流行する都市で、人間への感染を恐れ、すべての犬が〝犬ヶ島〟に追放される。ある時、12歳の少年が愛犬を探しに島にやって来る。ウェス・アンダーソン監督のストップモーション・アニメ作品。独特のタッチで表現される日本という舞台、そしてアニメーションは魅力的な場面ばかり。近未来の日本だが、雰囲気は古さを感じさせる色彩と設定だが、現代的ではないからこそ、より日本らしさが出ていて素敵、時には変に映っています。異質な描写が良く、海外監督ならではの〝へんな日本〟のイメージが逆に本作を面白く仕上げてもいる。作り込みも凄まじく、本作の場面場面の熱量が強い。独特な舞台で動きまわる人たち、そして、犬たちもまた独特でそれぞれ個性豊かなキャラクターばかりで娯楽が溢れている。犬たち一匹一匹の表情や行動がストップモーションとは思わせない程なめからで自然体。妙に犬らしい姿も印象的。展開としてはシンプルながら、展開は早く、場面場面の情報量がとてつもなく多いので、引き込まれる物語。ウェス・アンダーソン監督らしい、鮮やかで、個性的なセンスの際立つ物語になってます。