KenLionKushiyama

犬ヶ島のKenLionKushiyamaのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
4.1
和太鼓の重低音に黒澤映画のような重厚感に包まれながら、どこか昭和時代的などこか現代的な知っているようでちょっと変わった日本世界へ誘ってくれる独特の色使いと文化の混沌具合が心地良い。物語は非常に淡々と進んで行き劇的な感情の起伏もないがそれゆえにちょっとしたジョークのパンチ力が強く終始笑いが絶えず犬萌えでもなく犬愛でもなく犬の人間的な個性にキャラクターへの愛情が生まれてくる。しかし主人公のアタリ君の愛犬ぶりには時に心を揺り動かされ時に犬愛をほんのり抱いてしまう自分がいる。