yuripeso

犬ヶ島のyuripesoのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
5.0
こんなに敬意とファ○クを捻って笑いに変えてくる優しさがあるのかしら、、多くの日本をモデルにした作品からは、遠くに住んでる何かよく分からないクレイジーな人種よね、みたいにポスト帝国主義感が強くて距離を感じるものが多々だったけれど、この作品からは敬意と中指しか感じなかった。
所々に出てくる日本語の落書きや看板の内容も見事。
序盤から中盤にかけてのストーリーからは現状を想起させられることが多くて、フィクションとか他人事として見れず複雑な気持ちになったけれど、終盤にかけてのどエンタメ構造がウェス特有のリズムとギャグと混じって、エンドロール時にはなんともスッキリした後味が、なんだこのバランスやばい。
何をどこまで言うか、何をどこまで刺しながら隠すのか、この優しさと警告はまじで尊かった、ありがとうございます
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