待望のウェス・アンダーソンの新作をやっと観れた!!
舞台は近未来の日本の架空の都市、メガ崎市。犬の感染症が充満しており、市長の小林が犬たちをゴミの島へ追放する。
そこで繰り広げられる人間の少年と犬たちの友情物語である。
ウェス・アンダーソンの作品の特有の構図と間は相変わらず健在。
「ファンタスティックMr.FOX」は未見なので、彼の世界観がアニメーションになるとよりシュールさが増すということを初めて知った。
近未来の日本のはずなんだけど、昭和っぽさや江戸っぽさが随所に感じられる。懐かしさと違和感が相まって斬新。
犬たちのキャラクターがそれぞれ立っているのもいいし、ところどころクスッと笑えるのもいい。
ストーリー展開としては王道だったけど、王道だからこそ他の個性が際立ってよかった気がする。
他にない唯一無二の世界を愛おしく描いて世に送り出してくれるウェス・アンダーソン監督に大感謝!