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犬ヶ島のtoshiのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
3.2
ストップモーションアニメってこんなに進化したんですね!と感じた作品でした。

日本と思われる島国を舞台にメガ崎市という架空の街と少し離れたごみの島(犬ヶ先)で繰り広げられる物語。メガ崎市で犬の伝染病が流行りだし、小林市長は犬をごみの島犬ヶ先に送り込みます。その第一陣として送られたのが小林市長の甥アタリの飼い犬であり親友のスポッツ。その後続々と犬が送り込まれますが、スポッツに加え今作主要犬となるレックス、キング、ボス、デューク、チーフ。この5匹が単独で犬ヶ島に乗り込んだアタリとスポッツを探すことになりますが・・・。

予告を見てもあらすじ見ても凄く楽しそうな作品だと思うんですが、ちょっと私には合いませんでした。「なにやってるかわかんない」って事がちょいちょいあって終いにはちょっと退屈に・・・。
今作監督の世界観に私が合わないのだと思いました。

但し前記した通りストップモーションアニメなのにその造りたるや素晴らしく、人、犬、ネズミとかそれなりにリアルを感じます。フクロウもまぁまぁかなと・・・。

字幕で鑑賞でしたが、フォロワーさんからも吹替えが良かったかも?というレビューも挙がっておりましたが私も鑑賞してそう思いました。
小林市長やアタリ等、日本人と思われるキャラは当然日本語で話しますが、日本語シーンになると日本語の音量が下がりそれに被せる様に英語で解説の様にしゃべりだす・・・。そして字幕に日本語が・・・といった、何とも奇妙なやり取りが正に「なにやってるかわかんない」状態へと私を導いたのかもしれません。
アフレコの俳優陣に惹かれて字幕版を観に行くとちょっと厳しいかもしれません。日本人は素直にアテレコの吹替え版がよろしいかと思います。

作品自体クセが強いのでハマる方はどハマりしちゃうのではないでしょうか。

【余談1】
アタリのちょっと怒ってしゃべるところが飲み過ぎてろれつが回らない
オッサンみたいでした。
【余談2】
スポッツも男気あるのですが、チーフもかなり男前。途中でチーフを観ていて「ん?」と何か引っかかるものを感じました。そして話が進むにつれ・・・。この2匹やっぱりそういう事だったんですね。
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