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犬ヶ島のyunaのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
3.8
ウェス・アンダーソンの芸術を満喫🤤私がウェス作品で1番好きなのはグランドブタペストホテル。これは不動です。
いや〜日本が舞台ってだけで嬉しいです!英語と日本語が混在してるんですけど、日本人視点の洋画として観るので細かな部分のシュールさには笑いました。オープニングでその点に関する注記までしている細かさ。流石です。

映像に一切の無駄がない。
インターバルがない。
いや、むしろ詰め込み過ぎ(笑)目が離せないよ!休憩させて!そんなウェス・アンダーソン節。
そしてそれくらいスクリーンに夢中にさせてくれてありがとう!!
数秒足りとも暇にさせてくれないウェス・アンダーソンの映画愛。

ウェス・アンダーソンは"人間の身勝手さ"をテーマにする事が多いですよね。
権力のある人間の横行。
そしてそれに立ち向かう弱者(動物)
でもどちらにも"中立"である印象を受けます。
それは妙に現実的な展開、弱者がヒーロー過ぎることのない"本能"の部分も隠すことなく表現していることからも感じ取れます。
アニメーションなのにリアル。それがウリなのかな〜
今作では紳士的な犬スポッツがその証拠だったと思うのですが…

結論を出さない映画ほど考えさせられるものはないし、私は大好物です。
この後、メガ崎市はどうなったんだろう。犬たちのその後は?とか。想像が膨らみます。そしてもう一回観て見逃してそうな場面を振り返りたいな〜

ストップモーションアニメは観ていて本当に飽きません。"物語の濃厚さ"がその人形たちの"表情やキャストの声(演技)"に全て詰まっています。本当にすごいと思います。
視覚で感じるとはまさにこの事。
特に涙を流す場面なんて見逃してしまったら本当にもったいない。感受性豊かな方なんてその数秒ですらグッとくると思います。いや〜〜本当に素敵な芸術でした。ありがとうございます😊