シン・ゴジラを観た時に、日本人で良かった!一目で入ってくる情報量が他の国の人と全然違うよ、と思ったけれど、ウェス・アンダーソン作品で同じ事を思うとは。
日本のごっちゃり文化をたくさん取り入れ、日本映画へのオマージュもたっぷり。オノ・ヨーコまで出演するという気合いの入れっぷりで、へー、こういうとこ観てるんだーとか、へーこういう風に見えるんだなーとか、日本人ならではの楽しみ方ができて面白かった。
まぁ、そういう情報量の多さに気を取られて、現代社会が抱える差別やら隔離やらの問題を扱った話の方に、頭が回らなくなっちゃうきらいはあるんだけど…。