安駒

犬ヶ島の安駒のレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
3.9
結局犬好きのための映画なのだろうか。
黒澤映画はじめ、舞台設定や音楽は映画好きな西洋人が「こうあって欲しい日本」(大和絵、富士山、鳴門渦潮、相撲、侍、芸者、ミフネ、円谷プロ、ハイテク、高度経済成長期を)ぶち込んできていてシュールで面白かった。
変な日本語文字がいりみだれ、英語が交互に挿入されて日本人客としては非常に奇妙な笑、印象をうけた。

アニメーション自体はテンポがシュールだが、可愛く繊細で、愛おしくなってしまう。
「よく泣き、涙を流す」というものも日本映画のパロディなのだろう。
安駒

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