アタリ・ティーンエイジ・ライオット！アレック・エンパイア、ではなくて小林アタリ少年が絶妙に犬に不親切だったり、市長の改心が一切腑に落ちなかったりするあたりの整合性の取らなさが逆にクオリティを担保している気がするぜ。ラリッた感じをイメージさせる犬の目の造形と理知的な性格とのアンバランス、ゴンドラ横移動の虚無的なかわいさ、日本語をデザインとして使い切れる感性あたりが好き。政治×サブカル留学生にグレタ・ガーウィックの声を当てるベタさも何故か好印象。熟練している分、haikuに対する完膚なきまでのセンスの無さが際立ちますね。
