MountainDew

犬ヶ島のMountainDewのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
3.6
相変わらずのキビキビしたテンポとカメラワークでかわゆく
誘う独特の世界観には今作もため息が出る作り。
しっかしキビキビすぎるテンポの上にあの情報量ですから
少し内容量に慣れるまでに時間がかかってしまった。
どんどん作品を重ねるほどにこのテンポが上がってる気がして
最終的についていけるのかという危機感はある。
内容は犬インフルエンザが大流行した中で全ての犬達を犬ヶ島にへと
追放するしかし主人公小林アタリ少年のボディガード犬であるスポッツを取り戻すため一人、犬ヶ島に捜索に向かう。
内容もさることながら「ファンタスティックMrフォックス」と同じく
可愛いヴィジュアルからは想像出来ないほど硬いテーマも孕んだ作品。
そのバランスもよし。
あと危惧していた不思議日本感もなく昭和?あたりをリスペクトした
美術にうっとり。監督曰く黒澤映画や宮﨑駿監督を意識したらしい
確かにステレオタイプ的な演出ポカポカ殴りに煙まく感じとかに
感じてしまったな。
声優陣も日英豪華キャストなので誰が誰の声か当てながら鑑賞すると
楽しいかもしれない。
ある種作家性の極みで何時ものウェスなのでファンは必見かと
そんな映画。
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