このレビューはネタバレを含みます
鏡の前でスペードの女王を呼び出す遊びを試した4人の少年少女たちに恐怖が襲い掛かるホラー映画。
日本でいうコックリさんみたいな感じ。
全体的に暗い雰囲気で、雪国の冷たさと相まって、良い空気感だった。
過去にあった残虐な事件やら怪しい専門家やら、ホラーの王道をしっかりと押さえている。
オカルト度も高い。
いらないところを全部削ぎ落として、90分に見事に納めていた。
少し物足りなくもあるが、お手軽にホラーを摂取するには最適。
「冗談だぜっ!ハハハッ」と言って最初に殺されるバカが定番なのに、そんな前振りは一切無く、すぐに男の子が一人死んだのには驚いた。
途中でそういう場面はちょっと出てきたけれど、ちゃんと良い子だった。
ごめんね。
大人たちが結構あっさり信じちゃうのは、お国柄なのだろうか。
こちらはまだお遊び気分の段階で大人たちがガチで行動し始めるので、ちょっと付いていけなかった。
ロシア語そのものにミステリアスさや神秘性を感じる人間なので、それだけでも楽しい。