ダークレインの作品情報・感想・評価

「ダークレイン」に投稿された感想・評価

嵐の中、バスステーションに居合わせた8人の男女。
出産に立ち会うために病院へ急ぐ男性。旦那から逃げてきた妊婦。年老いたシャーマン。バスの券売係の男性とその妻。医学生の青年。外食産業を営む女性とその息子。
しかし、外の様子が何かおかしい。なぜか駅から外に出ることはできず、皆は徐々に狂気にとらわれる。
そして、顔を包帯でぐるりと巻いた券売係が、ショットガンを取り出し「悪魔の手先だ!」と髭面の男を糾弾するところから、事態は急展開を迎える。


メキシコ発のホラー映画であるが、冒頭部分から中盤までの雰囲気は中々良かった。
どうやら、テーマとして表現したかったのは「人がアリの顔をすべて同じだと認識するように、人の顔の個人差ももっと『上』の存在から見れば同じようなものである。実際に同じ顔にしてしまえば、次第にそのことを忘れ更なる個性を見出だすようになる」ということらしい。
個性云々のテーマも面白いと思うのだが、その描写の仕方が大雑把でコメディの様になってしまったのが残念だ。雰囲気は上質なホラー、ミステリーなのに台無しにしている。
描写の仕方次第では、もっと良くなりそうな惜しい作品である。
この監督の「パラドクス」はなんで手にとったんだっけなっていうぐらい店でもB級な扱いでジャケ写もそれでじゅうぶんな感じだったんだけど、パッケージ裏の説明を読んでなんかB級を超えるわけわかんなさがありそうと思ったらまさしくそのとおりで、ま〜むちゃくちゃなんだけどそのむちゃくちゃさも自覚して作品に織り込んでるというか、メキシコってアメリカの隣といっても全然感覚が違う変な人(褒め言葉)がいるもんだなあとしっかり爪痕が残ってしまった。
フィルマークスはじめていちばんよかったことの一つだけど、この監督がさらに映画つくっていたということがフォロイーさんのレビューで判明。読みたいのをぐっとこらえてレンタル屋にかけつけた。
店ではホラーのコーナーにあるけど、どうだろう。これがホラーかどうかをはっきり書くことじたいネタバレになりそう(全然別物だけどカメラを止めるなみたいに)なのではっきり書かないほうがいいのかな。
これは詳しい人に教えてほしいところだけど、いかにもフィルム映画っていうノイズが入れてあったり、色調も「あの頃の映画のあの雰囲気」っぽい鈍さにしてあったりっていうのはほんとにフィルムで撮ってるかななの?デジタルで処理してるの?いずれにせよシェイプオブウォーターでダダ漏れだった「往年の映画風テイスト」が全編に(予算とかいろいろ規模は違うけど)盛り込まれている作品。ふつうに現代的なフルカラーで撮ったらちゃちくなるだろうなっていうのをうまくまとめていて楽しい。
世界を謎の伝染病が襲う系、包帯で顔をおおうってことはさぞかしあんなふうに皮がむけたりこんなふうに目玉がなんかなったりするやつなのかな〜と思ってたら見事に肩透かしというか話が違う方向に行って、さらにそれがもう250度ぐらい回転して着地。着地もきれいに決まったんだかどうなんだかわからないけどなんとなく面白かったと思わされてしまった。
「思ってた映画と違ったから気に入らなかった」と言いがちは人やこまかいアラが気になりがちにはおすすめしませんが、ジャンルスイッチムービーと聞くとえっマジで!と腰が浮いてしまう人、いろいろしょうもないところが「なんじゃこれ」と笑って楽しめる人にはかなりイイですよ!
ヒゲェ、、、、
ShinoOta

ShinoOtaの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

再鑑賞
謎過ぎる感染症?で皆同じ顔になるの。笑
ジャケも映像も凄い雰囲気出てるのに実際の所コメディ要素強め
イグナシオ「ウ〜リ〜セ〜スッ」
兎に角私はイグナシオがツボ過ぎた。笑
Albert

Albertの感想・評価

5.0
朝っぱらからとんでもない映画を見てしまった。他の人のレビューみてモノクロだって知ったんですけど最後までカラーだと思って観てました。なんで気づかなかったんだろう
最初ブニュエルとかカフカみたいな不条理劇かと思いきやとんでもない方向に話がぶっ飛んでいく。ラストとかほとんどファンタジーの域だけど言いたいことはなんとなくわかる。これから観る人はネタバレなしでみたほうがいいと思います
メキシコ産ループスリラーである"パラドクス"のI・エズバン監督作品。

土砂降りの中、駅に立ち往生してしまった8人の男女に降りかかる奇病は一体なんなのか、嵐のせいか、陰謀か。

"パラドクス"と同じく、不可解な設定で最後をどう締めくくるのか気になる展開。
そして予想の斜め上をいくラストを当たり前のように提示してくる点において、それを鑑賞する側に受け入れさせることができるのは凄い。
またそれを受け入れさせることができるのは、"パラドクス"という作品を作り出したがゆえ。
均一化、そして目立つことが許されない現実に対して「個性とは何か?」ということを提示していたように思う。

同じ顔、同じ髭になってしまうという破茶滅茶な設定だけれども、訴えかけるものは明確だったような気がしました。
Yuuki

Yuukiの感想・評価

4.0
豪雨で機能停止したバスステーション。足止めを食らうのは双子が産まれて早く病院に行きたい男、夫とケンカした妊婦、病気の息子をもつ母などなど。いつまで経ってもバスが来ないどころか何故かステーションから出ることすら出来ない。次第にイライラが募る中で、本当に絶対に予想できないとんでもない事態が巻き起こる!な話

無限ループ地獄におちいった人々のとんでもない因果関係を描いた「パラドクス」のイザーク・エスバン監督の長編二作目。「パラドクス」を見た時にやばすぎる映画が爆誕したな…と思ってたのに、こちらもマジで果てしなくとんでもない話でした…。ここでの評価低いけど、個人的にはメガトン級のおもろがメキシコからやってきたな〜と思ったものです…(私は基本的にめちゃくちゃ褒める)。中盤以降の展開がマジで誰も見たことのない世界だったので、絶対にネタバレせずに見ていただくことを推奨いたします

バスステーション内だけで展開するワンシチュエーションものながら、序盤からまじで「早くバス来てくれ…」と思わずにはいられないぐらい嫌なことが畳み掛けてきて、モヤモヤとした不安が立ち込めていくんですよね。コントラストが薄くほぼモノクロというのも不安感を見事に煽って、さらにスペイン語というほとんど聞いて解読できない言語でまくしたてられてさらなる異界に放り込まれた怖さが積み重なる!

その頃にはもうこの謎の世界から目を離せなくなって、そして満を持して中盤に起こる「とんでもない事」が起こったら最早めちゃくちゃ過ぎてまばたき一切できなくなります。劇場で見た時には爆笑は起こったんですが、ほんとにもう笑うしかないほどにすごい展開でした。何も言ってないに等しいんですけど、本当にネタバレしないで見に行ってほしいんです!!頼む!

ちなみに、新日本プロレスの内藤哲也選手のファンだと、劇中の全く分からないスペイン語の中で唯一「トランキーロ!」だけは完全に聞き取ることが出来ます。評価の低さはおいといて、一見の価値あり!
パクチー、チョコミント、リコリス、セロリ、納豆、くさや、臭豆腐、ダークレイン

さて、これらに通用するのは何か.....!!
正解は、
「癖が強すぎぃ!!」
「好き嫌いが人によって極端すぎぃ!」
でございます!!

そんなわけで、ほんっっとに強烈な癖のある作風で顎が外れそうになった、、!!
ジャケット詐欺映画とは知っていたけど、予想の斜め上をいきすぎなくらいのジャケット詐欺映画!!!
うーん、...これもこれで嫌いじゃない!!
なんなんだろう、この感覚は...笑。

映画ジャケットは、雨をバックに佇む包帯姿の人間達の姿。
いかにも上質なホラーサスペンスって感じで痺れる。
しかし...!!蓋を開けてみるとビックリ!
ホラーでもサスペンスでもない!


モノクロの映像の中で繰り広げられる摩訶不思議な世界。
最初はオシャレで個性的な作品だなぁと思っていたけれど、途中で気づいてしまった!

笑ってはいけない24時+世にも奇妙な物語
+ごっつええ感じのコント


こんな作品だわ!
途中でジミー大西が出てきても違和感なし!板尾創路が出てきても違和感なし!

途中から笑いをこらえる方が無理ゲーな展開になるし、世にも奇妙すぎやしないか?とツッコミが止まらない。
シュールすぎて心がザワザワしてしまった笑。
なので、もしこの作品をこれから観る予定の方はゲラゲラ笑う準備をしてくださいませ!後半からは失笑するしかないよ!!
メ

メの感想・評価

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久しぶりにこんなわけわからん映画見た、、完全なるジャケット詐欺、面白くなく時間の無駄だなと思って最後まで見れなかった。
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