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エンド・オブ・トンネルのSPNminacoのレビュー・感想・評価

エンド・オブ・トンネル(2016年製作の映画)
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冒頭からデヴィッド・フィンチャーぽくて、つまりヒッチコックの系譜にあるのがわかりやすく。けど『裏窓』と違って、車椅子の主人公はかなりアクティヴにDIY。地下で秘密裏に進む銀行強盗計画を嗅ぎつけ、トンネルでのミッションや裏をかき出し抜く攻防は、サスペンスの見せ場としてハラハラ盛り上がり、ヒッチコックというよりダイ・ハードだ。但し、間借り人母娘とのドラマ部分には妙にクセがある。背景に流れる音楽の選曲やタイミング、時間を引き伸ばしたり省略する編集が変拍子みたいなリズム。色々と盛り込んだ要素のバランス配分がちょっとヘンな感じで本題に入るまで長すぎたし、伏線とかあざといっちゃあざとい。もう一つの主役といえる家の作りとか内装はステキ。どうせなら一歩も外に出ない方がよかったな。
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