プロットがよくできているおとぎ話。原作はフランスとのことだが、舞台を韓国にしてもそれほど支障はなかったようだ。
テンポよく話が進むので全く飽きさせないが、テンポが良すぎて泣く隙がない。うっかり泣く気マンマンでいったら肩すかしを食らっただろうけど、フォロワーさんのレビューをふまえてなるべく平常心をこころがけたので、「あ、あれ？」とならずに済んだ。
つっこみどころがゼロとは言わないが、タイムトラベルにつきもののパラドックスをあまり気にさせないうまい作りだ。だが、綺麗に納めたことでかえって余韻が残らない作品になってしまったように思う。
あと、音楽とラストシーンはいつもの韓国のダサいところが出ちゃったかなー。
親友テホがいい味出していて笑いどころもあるし、ほどよくイチャイチャもあるし、分かりやすく面白い映画なので、デートとかに向いていると思う。
あ！でも待って！
ピョン・ヨハン→→→キム・ユンソクの割と違和感のない変遷に、どんなにイケメンでも30年経つとこうなるんですよ、という現実を見る可能性大。映画館を出た後、あなたの横顔を見る彼女の視線が不安でおののいていたら僕は大丈夫だと言ってあげてください。
あと、禁煙もぜひ。
大事な人と過ごす時間を当たり前と思ってはいかんのだ。
