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エクストーション 家族の値段のマーチのレビュー・感想・評価

3.4
家族を助けるためなら法を犯すことなど御構い無し、四面楚歌で絶体絶命の窮地に陥ったとしても、家族を救いたい一心で駆けずり回る…そんな家族思いで全力のお父ちゃんが見れる作品です!


【下半期鑑賞映画寸評:2017】

《家族を助けたいだけなのに…》

エクストーション=ゆすり、恐喝

「ひょんなことから家族3人無人島🏝で遭難してしまい、たまたま通りかかった船🚤に助けを求めるも、助ける代償として100万ドル💵を要求されてしまう…当然その様な大金💰を持っているはずもなく、妻と子どもを人質にとられた主人公(父親)は怒涛の展開へと突き進んでいく。」というストーリーなのですが、テンポがかなりスピーディーなので観易く、次々にやってくる怒涛の展開に食い入る様に観入ってしまうので、結構見応えがあります。

ただストーリー自体にムラというか雑な箇所が多々ある為、私の様に途中で何度か萎えてしまう人も少なからずいるでしょう。例えば「親が子にいくら切羽詰まった状況であっても武器を向けたりしないでしょ〜」とか、「傷の具合を鑑識すれば犯人じゃないことは明白でしょ〜、国家間の問題を絡めたいが為に現地警察👮の捜査自体がテキトーすぎるよ〜」とか、「いやわざと車🚗に轢かせたでしょ!幾ら何でもストーリー上のこじつけが甚だしいよ」とか、「パリピたちは燃料も無いのに船🚤で遊びに行こうとしてたのかよ!」とか他にも色々こじつけがましい内容はありましたが、とにかくその稚拙さや雑さを隠すのが上手い!(ディスり半分・褒め半分) 気になる箇所が出てきても次のタイミングには新たな展開に発展しているので、後を引く暇もなくサスペンスフルな展開に身を任せてしまっています。だから誤魔化し方が凄く上手い!!笑

怒涛の胸クソ展開に苛立ちが募り始め、結末には…です。笑 胸クソ悪い作品って結構心情を掻き立てられるので、作品としては物凄く楽しめるんですよ!今回もその類でした。

名優ダニグロがなかなかウザい役で出演してますし、個人的に推しているバーカッド・アブリィが今作には重要な役で出てきます!(彼はほんと作品選びのセンスがいい)

あと主人公の医者👨‍⚕️設定が徹頭徹尾しっかりと効いているので、作品に緊迫感と起伏があり、作品の質も向上していました。

細かいことが気にならないタイプの方には全力でオススメします(`・ω・´)👍


【p.s.】
下半期に突入しましたが、上半期鑑賞映画のレビューをまだ消化しきれていないため、下半期鑑賞映画も一部は寸評で投稿していきます。

いつもとは違い、極々短いレビューで投稿しています。暇があれば付け加える予定です。

従って、いつもの【映画情報】等もカットさせていただきます。

*詳しくは2017年7月3日に投稿している《『ローン・サバイバー』評》内の【p.s.】をご参照下さい。
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