くわまんG

アウトサイダーのくわまんGのレビュー・感想・評価

アウトサイダー(2016年製作の映画)
3.0
あらすじ:ニック、平常運転。

またしても誘拐された娘を親父が助けに行く…というお話。

母を失い、自分の身は自分で守ろうと決めた、ニックの娘レニー。親父から射撃を教わって婦警にでもなるのかと思いきや…母の仇フィラトを葬るため、無謀にも単身トルコへ。案の定捕まり、挙げ句売春宿へ売却(需要はあるのか…)。ニックが助けに行きます。

要は『96時間』なのですが、演出はやや外連味過剰ながら手堅く、アクションも格闘あり爆発ありで満足感がありました。イスタンブールの美しい街並みも堪能できます♪

脚本はと言うと、レニーがアホじゃなきゃ誰も死なずに済んだお話なのですが、おかげでニックによりロシアンマフィアが一つ潰されたので、そんな感じでご愛敬…笑。

ただ、このバカ娘は、己がかけた迷惑について最後まで謝罪一つ無し。親父も親父で、そんな娘を猫可愛がり。親離れ子離れの対極を地で行く、救えん父娘でした…(´-ω-`)

そしてやっぱりルナ・シュヴァイガー、女優として微塵も成長していませんでした。何より、ぶくぶくと肥えた肢体が醜い。役作りとは無関係の肥満ですからね、役者失格です。勿論、演技は大根のままです…('~`;)

あと、フィラトの扱いにも不満。やっぱり仁義ある悪党だったのです!まぁテロリストですから殺されて死ぬのは仕方ないとしても、良いところを見せて散ったのだから、もっと悼まれるべきでした。せめてニックには…。

一方、相棒としてブロマンスからコメディリリーフまでこなすヤルシンは、相変わらず獅子奮迅の働き。拷問上等モスクワ市警のゴリツィン警部(名は体を表してます笑)も素敵でしたね!ルナの方がゴリラですけどね♪

正直、別に無くてもよかった続編でした…笑。でも次作があるなら、どうせルナも出るんだろうから、この際がっつりアクション練習してほしいですね。そして、ゴリラ婦警無双ムービーとして新章の幕を開けてほしいものです☆