エディ・ディーコンは、元陸軍特殊部隊大尉。退役後、なかなか職に就くことができなかったが、ようやく職安から仕事を紹介された。それは深夜のモール警備員。時給は安いが、贅沢は言っていられない。嵐の夜、「リッジサイド・モール」で初勤務についたエディは、警備員詰所の若いリーダー・バンスから嫌味の洗礼を受けることになる。監視カメラ受け持ちのメイソンはやる気がなく、アジア系のジョニーは巡回をサボるのが常のようだ。紅一点のルビーは酩酊して出勤し仮眠室で寝てしまう有様だ。結局単独でモール内を巡回することになるエディ。すると、正面入口に1人の少女が現れたのを見つけた。何かに怯えて逃げてきたようだ。エディは独断で彼女を店内に入れてしまうのだが…
「セキュリティ」
アントニオ・バンデラス主演のB級アクション。悪役はベン・キングズレー。本作も〈未体験ゾーン〉案件です。
モールに逃げこんできたのは、翌朝法廷で証言することになっている少女。彼女の口を封じたい組織が傭兵部隊をモールに送り込んできます。彼女を保護しようと決めた警備員たちが、突入してくる傭兵たちに備えてモール内にトラップを仕掛けていくという展開。笑いなしで死と隣り合わせの「ホームアローン」ですね。ありきたりのスジなのに、結構涙腺が緩んでしまうのはキャラが魅力的だから。特に警備員バンスが最高でした。伏線の回収も良くできていて、退屈せずに見られます。オススメ。
