あれ?パブロララインってこんな面白かったっけ?
となる作品。
めちゃくちゃ面白かった。
ネルーダの微妙なみたされなさと刑事のある種のいちゃこら。
嫌よ嫌よも好きのうちってやつですな。
ネルーダも刑事もいたるところで矛盾を抱えながら画面に存在していて。
インテリ左翼のどこかで生じる矛盾(僕はそれはやむをえないとも思うけど)もたちあらわれつつ、イデオロギーの映画にならなかったのがとても好感。プロパガンダ映画じゃない。
ホドロフスキー的な自由さを個人的には随所に感じた。
これは映画というより映像詩ととらえる方が見やすいかも。