くり

ネルーダ 大いなる愛の逃亡者のくりのレビュー・感想・評価

3.7
あれ?パブロララインってこんな面白かったっけ?
となる作品。

めちゃくちゃ面白かった。
ネルーダの微妙なみたされなさと刑事のある種のいちゃこら。
嫌よ嫌よも好きのうちってやつですな。

ネルーダも刑事もいたるところで矛盾を抱えながら画面に存在していて。
インテリ左翼のどこかで生じる矛盾(僕はそれはやむをえないとも思うけど)もたちあらわれつつ、イデオロギーの映画にならなかったのがとても好感。プロパガンダ映画じゃない。


ホドロフスキー的な自由さを個人的には随所に感じた。
これは映画というより映像詩ととらえる方が見やすいかも。
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