奇妙な映画だったなー。まっとうな伝記映画というわけでもなく、サスペンスというにはあまりに呑気だ。ルパンと銭形のような奇妙な愛の形も感じる。全体を通しての語られ方とか、実在するネルーダとフィクションと…
>>続きを読むナタリー・ポートマンがジョン・F・ケネディ元大統領夫人であるジャクリーン・ケネディを演じた作品「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」で初の英語作品のメガホンをとったチリ人監督パブロ・ララインが…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
1948年、冷戦の影響下のチリ。政治や戦争の話でありながら、とんでもなく詩的。
主役のパブロ・ネルーダが詩人だからだろうけど、置いて行かれた奥様も、追う警官も。
言葉の一つ一つが印象的。
それに…
事実か、虚構か、脚色か知らないが、史実を知ろうという人向けではなかったようだ。
台詞だけでなく話の進行や映像もすべて詩的。監督のセンスだと思う。
追われる者と追う者の対比を上手く描けていたかは疑問…
何ともスローな追走劇なので、オヤジギャグを言いたいわけではないけど、寝る〜だ!
という状況にウトウト...
とは言え至ってスローな展開なので寝ていた時間が気にならない展開で、全然追いつけた。
追い…
この映画を楽しもうとするならば、事前にパブロ・ネルーダさんの詩を読み、歴史を知り、そして出来ることならばスペイン語を勉強して(笑)見るべきだと思います。
映画内のネルーダ(ルイス・ニェッコ)本人の…
チリの英雄的詩人にして政治家ネルーダと、彼を追う警官ペルショノー。
ネルーダは追われながらも酒を飲み娼婦と戯れ、ペルショノーの存在を身近に感じて生き生きとする。
ペルショノーは娼婦の母を持ち、偉大な…
このレビューはネタバレを含みます
『イル・ポスティーノ』が『ありふれたものへのオード(Odas Elementales)』辺りのネルーダの姿勢を抽出した作品だったのに対して、本作は明確に『おおいなる歌(Canto General)』…
>>続きを読むby Diego ArayaⒸFabula, FunnyBalloons, AZ Films, Setembro Cine, WilliesMovies, A.I.E. Santiago de Chile, 2016