はなこたちゃん

夜明けの祈りのはなこたちゃんのレビュー・感想・評価

夜明けの祈り(2016年製作の映画)
4.0
愚かな名誉の為に他者から奪う事のみを目的とする戦争という暴力。

微かな希望を求めて、祈りを捧げる修道女達に降りかかった悲劇は、時代を経てもなお世界中で不条理な暴力に傷つき苦しめられる弱き女性や子ども達を思い起こし陰鬱な気分になる。

生きる為の罪深い業


祈りが24時間の疑問と僅か1分の希望であるならば、
私達一人一人は微力であっても、
この女医がしたように
自分に出来る範囲で
正しい行い、
他人の為の親切
を続けることが希望の灯火を絶やさない事に繋がると思う

誰からも愛され慈しみを受けるべき無垢な赤ちゃんの誕生が、
祝福されない、ましてやあんな残酷な目に‥‥
こんな事があっていいわけがありません。