このレビューはネタバレを含みます
とても印象的だったのが、後半、しかも終わりかけ以外ほぼBGMがない。
修道院に響く足音、ランプを置く音、妊婦の悲痛な叫びがリアルにこちら側にも伝わってくる。凍えるような身体の芯まで冷え切ってしまうポーランドの気温さえも。
悲惨な実話に基づくお話。シスターたちの信仰心と現実に起こったことへの矛盾についての葛藤や、疑問が解決したのかというと微妙な気がする。宗教や信仰心ってすごく難しいものだと改めて感じる。観た後はつい無信仰主義者になってしまいたくなった。神なんて存在するのだろうか。