開始10分で訪れる、あまりにも目に、心に突き刺さる惨さ。
主人公は紛れもない悪です。その真実を知り、彼を断罪できるのはきっと観客だけ。でも、それは実世界では絶対に誰もたどり着けない真実。
正義感の元に主人公たちをネットリンチする世間もまた、悪の化身だということが滲み出る。
どう足掻いても許されない生き地獄を進む親子。
イカれた犯罪に遭うというのは基本的に不運なものだと思います。子供を持つ親だったら、あんな奴が我が子の前に現れないことを祈ると思います。
ただ、そんな悪魔が身近に存在しているのが怖いから社会は消そうとするのか、自分たちが正しいと証明するために社会は消そうとするのか…
何度も泣きました。
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