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標的 羊たちの哀しみのNMのレビュー・感想・評価

標的 羊たちの哀しみ(1996年製作の映画)
2.5
死んだような目をした、平凡なサラリーマンのオオツカ。
ある日、謎の社命を受け出張に行ってみると、とんでもない目に遭う。
オオツカはその謎をとことん追求することを決意する……。

口を殆ど動かさずに喋るオオツカ。
目的不明の社命を従順に聞く勤め人だが、元来の気の強さを発揮、どんどん人格が豹変してゆく。
オオツカ以外は全員なにかを隠している。

イモトと並んで会話するオオツカは、先輩であり上司に対する敬意はなく、若者独特の、冷めていて斜に構えた話し方。
今の時代の若者と変わらない。

始まった時は古い映像だなあと思ったが、そんなことはすぐに気にならなくなる。
俳優陣の演技が素晴らしく、画も間も申し分ない。

ベッドシーンが多く、そんなこといいから
早く話を進めてほしくなる。Vシネなので仕方ない。
それぐらい面白い。
見始めたら止まらない。
後半は荒唐無稽、意味不明だが。原作はもっと面白そう。

Vシネ且つハードボイルドサスペンス。
ジャンルで避けていると損をするかも、と感じた。
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