三樹夫

エイリアンVS.プレデター 完全版の三樹夫のネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

何故主人公とプレデターが共闘するのかというのは、プレデター2をあらかじめ観てるとよく分かる。プレデターというのは戦士で、人間でも戦士であると認めたのならば最大限の敬意を払う。この映画では、プレデターの戦士になるための、成人イニシエーションとしてのVSエイリアンで、エイリアンの存在感がプレデターに比べて薄いように思われる。
映画欠席裁判で、この映画はオタク監督のダメな所が出ていて、設定に執心して、盛り上がらないと指摘されていたが、こねくり回しているようで内向きなんですよね。周りの細部に凝ってるけど中核が置き去りになってるからいまいち満足できないというのは、ダメなオタク臭さのあるパターン。

映画に出てくる宇宙人に対するツッコミでよくあるのが、他の惑星に行けるだけの技術や文明があるのに何で知性の欠片もないような獣みたいなのかというものだが、プレデターはインテリがジムで体鍛えるとか山でハンティングみたいなもので健康志向というか(シュワが主演の方のプレデター)、知的であるはずの宇宙人が何故野蛮なのかというツッコミに対して、整合性を持たせるかのような設定で、そこから膨らんで戦士プレデターとなるわけですが(プレデター2)、やっぱりこの映画を観るにあたっては最低でもプレデターシリーズを観ていることが前提かな(前はTVでよくやってたが)。
エイリアンの頭削いで盾にするのは、素材集めて武具防具を作成という、モンハンを思い出した。
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