らんらん

団地七つの大罪のらんらんのレビュー・感想・評価

団地七つの大罪(1964年製作の映画)
3.5
当時の国民の憧れだったらしい団地暮らし、その団地に暮らす人々のちょっとした話を集めた7つのオムニバスを豪華出演者でおくる

主なエピソード

小林桂樹&司葉子夫婦は越して来たばかり、小林桂樹は自分の部屋がどこだったか忘れてあたふたしたり、今までの壁の薄い部屋と違い音が漏れないので夜も安心!と張り切るw

高島忠夫&団令子夫婦はちょっと倦怠期、団令子は夫に精をつけてもらおうとニンニク料理ばかり、高島忠夫はというと団地の窓から望遠鏡で人間観察(ノゾキ)に夢中

境左千夫も同じくノゾキの趣味があり、高島忠夫を誘っていつもの部屋を覗く
その部屋では益田喜頓が若い娘の浜美枝とイチャイチャ
奥さん千石規子のいぬ間に楽しんでいたらしいのだがやがて修羅場が、、、

加東大介&東郷晴子夫婦はというと、合理化を進める妻によってお気に入りの碁盤や子供の積み木を団地のバザーに出されてしまう
同じ団地に住む知人の家に遊びに行くとそこには碁盤と積み木があって、、、

児玉清は妻のニンニク料理にうんざり、当選率が高いからと狭い部屋に入ったのだが子供がいれば優先的に広い部屋に移れるらしく、夫の義務を果たせと鞭打たれるのだった

三橋達也&八千草薫、藤木悠&草笛光子夫婦はお隣同士
たまたまエレベーターで一緒になった三橋と草笛であるが、エレベーターが故障で止まってしまう
知らせを受けた八千草と藤木は狭い空間に二人っきり、これは危ない!とヤキモキする、、、

最後はそれまでの出演者が総出演の井戸端会議的な
女性パートと男性パートから成り、いずれも強権を持つ奥さんたちに尻に敷かれている男性陣はお互い奮起を誓い合う、、、みたいな

まとめ!
タイトル的に損してるw 現代からみたらいかがわしいタイトルにしか思えないのが悲しいところ
ですが!当時の映画で、東宝のこのキャストでそんなことはあるはずもなく、ふつーに楽しい娯楽作品になってます

内容は特筆することもない何でもないエピソード集なんですが、やっぱりこの豪華出演者が見られるだけで楽しいです

特に女優陣、司葉子、団令子、浜美枝、草笛光子に八千草薫、みなさんお綺麗で満足です!
らんらん

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