サラリーマン岡崎

探偵はBARにいる3のサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)
4.7
粋だねぇ。

1を昔劇場で見て、全然乗れなかったので、2は見ず、
しかも、かぶるまほろ駅前多田便利店も好きじゃないので、
auマンデイだし、本当に暇を潰しに観に行ったら、
意外や意外、面白かった。
不覚にも笑ったし泣いた。

このシリーズの良さである大泉洋と松田龍平のそのままの良さと
ニヒル「ぶってる」ところに笑いつつ、
展開の面白さにハラハラしそして、
物語が抱える切なさに泣く順当なエンタメになっていた!

物語の掴みが弱いのが難点。
予告編見てもそこまでそそられないのが勿体無い
(1は小雪がウェデングドレスで拳銃を持ってるシーンだけで騙された)。
でも、だからこそ、展開の激しさに乗れた!

物語の真相と思われるものは途中で解決したかと思う。
そのガッカリ感を感じながらまだまだ展開はあった!というのが気持ちい。
そこから3点(エンドロール後のオチも入れると4点)ほどあるのがご馳走様です。

そして、やっぱり2人のキャラがとても活かされてる!
大泉洋のバカっぷりで、ツッコミどころも納得できるようにカバーできてるし、
松田龍平が最強の志尊淳を倒す倒し方も彼のシュールな役柄を活かしてる!
特に思い入れなかったけど、
このコンビが見れなくなるのは寂しいなぁって最後に思わせてくれるから本当に舐めててごめん。

そして、重くるしい北川景子の過去を大泉洋の過去と重ね合わせることで、
泣ける仕掛けが出来てる…!

時々土曜日とかにやる2時間の特別ドラマを
実家で家族とドキドキしながら観てたトキメキを思い出した。
そんな、日本ならではのあったかいエンタメだった。

寂しいなぁ(ミーハー)。