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三度目の殺人のkkbbrkのレビュー・感想・評価

三度目の殺人(2017年製作の映画)
4.0
『三度目の殺人』(2017)

勝つことにこだわる弁護士・重盛は、殺人の前科がある男・三隅の弁護を仕方なく担当することに。解雇された工場の社長を殺害して死体に火をつけた容疑で起訴されている三隅は犯行を自供しており、このままだと死刑は免れない。しかし三隅の動機はいまいち釈然とせず、重盛は面会を重ねるたびに、本当に彼が殺したのか確信が持てなくなっていく。(映画.comより引用)

是枝監督作品。第41回日本アカデミーの作品、監督、脚本賞そして広瀬すずの助演女優賞、役所さんの助演男優賞、編集賞。少しばかり期待値を上げて鑑賞しましたが見て良かったです。アマプラでそろそろ配信終了するのでまだの方は是非。

以下、ネタバレ一部含みます。

三隅の冒頭から中盤にかけての雲を掴むような空虚さというか何かフラストレーションが溜まる辛さが画面越しからよく伝わってきました。

真実に全く向き合ってこなかった弁護士の重盛が真実と対峙した時どう動くのか。理想論と現実論の狭間で揺れ動く感情がリアルでした。弁護した事ないけど何故か気持ちが分かりました。

私はこの映画のタイトルの意味は人の生命を自由(皮肉に聞こえます)にできる「死刑判決」だと思いました。

2023-166
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