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三度目の殺人のandhyphenのレビュー・感想・評価

三度目の殺人(2017年製作の映画)
3.4
全てはサスペンス映画じゃないのにそういう感じで宣伝されていたことに尽きると思う。真実を追う映画ではないので、それを期待するとものすごい消化不良感を味わう。
結局自分が求めているように映画って観てしまうんだなというのが観終わった後の正直な感想である。
この映画が司法とは何なのか、裁くとはどういうことか、この世に生きていてはいけない人間というものがいるのか、その深淵に触れようとしてでも触れることのできないぎりぎりを突いているということはなんとなく理解できる。理解できるのだが、真実結局自分の信じたいところにある的な落としどころが良かったのか全然わからない。
少なくともミステリーのカタルシスを期待して観ない方が良いことだけは確かだ。
役者陣はあまり文句のつけどころがない。特に役所広司は圧倒的。あの役は彼じゃないとできないと思う。
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